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子どもの未来を変える:英語と中国語の“二刀流学習”の真価とは?

内山剛@外国語楽習30年

2006年 東京外国語大学中国語学科卒
山口県ゆめ回廊通訳案内士(中国語、英語)
HSK6級195点(2021年)TOEIC825点 (2022年)

現在は韓国語、ベトナム語を独学で学習する独男。

詳しい経歴に関しては定期的に記事を書いていますのでよかったらご覧ください。

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このブログを通じて皆様のお役に立てたらと思っています。

こんな方におすすめ

  • 子どもに本物の語学力を身につけさせたい親御さん
  • 英語も中国語も同時に効率よく習得したい人
  • 英語はある程度できるが、中国語も伸ばしたい学習者

英語と中国語を“同時に学ぶ”という学習法は、近年ますます注目を集めています。英語は義務教育として誰もが触れますが、中国語に関しては大学から、あるいは社会人になってから始める人が圧倒的多数。だからこそ、もし子どもの頃から両方を並行して学べたなら、将来の選択肢は大きく広がります。

僕自身、英語と中国語を話し、輸入ビジネスや通訳案内、観光業など幅広く携わってきた中で、「早期の言語習得は本当に価値がある」と確信しています。今回は、英語×中国語の同時学習がなぜ有効なのか、どんなメリットと注意点があるのかを深掘りして解説します。

 

英語×中国語の同時学習は“文法体系の相性”が抜群に良い

英語と中国語は、実は“語順がほぼ同じ”という大きな特徴があります。

例えば「私はご飯を食べます」。

  • 英語:I eat rice.

  • 中国語:我吃饭(ウォー チーファン)

いずれも 主語(S)→ 動詞(V)→ 目的語(O) の並びで、語順がそのまま重なる。
ここが日本語と大きく違うポイントです。

日本語だけが「SOV」で、文法的な壁が高く感じられます。
日本人が英語でつまずく最大の理由は“文法が違いすぎる”という点ですが、英語と中国語を同時に学ぶと、

  • 片方で覚えた文法感覚がもう片方にもそのまま使える

  • 2言語セットで理解が深まり、吸収効率が跳ね上がる

  • 文法ストレスが dramatically(劇的に)軽い

というメリットがあります。

もちろん中国語には「名詞+名詞+動詞」など独特の語順も存在しますが、基本骨格は英語とほぼ同じ。
だからこそ、“日本語→英語”よりも、“日本語→英語+中国語”のほうが、むしろスムーズに身につくことがあるのです。


早期学習の最大メリット:“発音の土台”が一生モノになる

中国語学習で最重要なのは 発音(声調)
正直に言うと、中国語は発音が悪いと本当に通じません。「言ってる意味は分かるけど、音が違う」では許されない言語です。

例:

  • mā(媽:お母さん)

  • má(麻:麻)

  • mǎ(馬:馬)

  • mà(罵:罵る)

この声調が曖昧なまま大人になると、クセが抜けず、一生発音が不正確になるケースも多い。

英語も同じです。
僕自身、幼少期に米軍基地の奥さんから発音を教わり、「Apple=エアポー」という本物の発音を自然に覚えました。大人になってから“矯正”する必要がなかったのは、間違いなく子ども時代に耳を作ったおかげです。

つまり――

  • 子どもは耳の可塑性が高い

  • 発音は幼少期が圧倒的に伸びる

  • きれいな発音は将来の武器になる

だからこそ英語×中国語の同時学習は、“2倍の負担”ではなく“2倍効率の投資”なのです。

早期の中国語習得は将来のキャリア選択肢を“爆発的に”増やす

僕が中国語を本格的に使い始めたのは中国輸入ビジネスがきっかけ。しかし、当初は語学力が足らず、現地で商談しても…

  • 相手の言っていることが聞き取れない

  • こちらの意図が伝わらない

  • 通訳を通すと、内容が削られたり、勝手に脚色されたり

という“通訳バイアス”に苦労しました。

中国人とのビジネスで一番好まれるのは 「直接話すこと」
これはどの国でも共通ですが、特に中国では「中間を挟まない」ことが信頼の前提です。

さらに、日本と中国のビジネス関係は今後も絶対に途切れません。

  • 中国製品は日本に大量流通

  • 日本企業も中国市場への輸出を継続

  • 観光、貿易、越境EC、インバウンドは相互依存

たとえ政治が揺れても、市民レベルの往来は止まりません。
中国語力は“消えない武器”なのです。

早期から英語×中国語を学ぶことは、

  • 将来のキャリアの幅が爆発的に広がる

  • ビジネスのチャンスが増える

  • 国際的な競争力が圧倒的に高くなる

という明確なアドバンテージにつながります。


英語×中国語同時学習の“落とし穴”と正しい進め方

もちろん、同時学習にはデメリットもあります。

① 中国語特有の語順・表現があるため、100%英語と一致しない
→ 対策:最初から「似てる部分だけ利用する」意識を持つ。

② 日本語との文法差が大きいため、幼少期ほど習得がスムーズ
→ 大人の場合は「文法にこだわりすぎない」姿勢が重要。

③ 発音の土台作りには必ず良い“音源”や指導者が必要
→ 誤った発音のまま進むと取り返しがつかない。

同時学習の正しい進め方は以下のとおり。

  • 発音・リスニングを最優先(文法は後回しでOK)

  • 短いフレーズを英語と中国語セットで覚える

  • 語順の一致を「比較学習」に使う

  • 子供の場合は“耳育て”が最強の武器

  • 大人の場合は“完璧主義を捨てる”のが鍵

これだけで習得効率は大きく変わります。

まとめ

英語と中国語の同時学習は「2つの言語を同時に学ぶから大変」ではなく、
**「文法・音の仕組みが似ているから効率が2倍」**という考え方が正しい。

さらに、

  • 発音力

  • リスニング力

  • 国際的なビジネススキル

  • 世界で戦えるキャリアの選択肢

これらすべてが幼少期からの同時学習で飛躍的に伸びます。

今後の日本で、“中国語を話せる日本人”の価値はますます高まるだけ。
だからこそ英語×中国語の同時学習は、未来への最も合理的な“投資”と言えます。


【こんな人におすすめ】

  • 輸入ビジネス・越境EC・インバウンド業界に進みたい人

  • 今後国際的に仕事をしたい学生・社会人

  • 発音やリスニングの土台を“子どもの頃から”鍛えたい家庭

  • キャリアの選択肢を広げたい人

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内山剛@外国語楽習30年

2006年 東京外国語大学中国語学科卒
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