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留学経験者が語る!スピーキング力を劇的に向上させるシャドーイングの秘密

内山剛@外国語独学30年

2006年 東京外国語大学中国語学科卒
山口県ゆめ回廊通訳案内士(中国語、英語)
HSK6級195点(2021年)TOEIC825点 (2022年)

現在は韓国語、ベトナム語を独学で学習する独男。

詳しい経歴に関しては定期的に記事を書いていますのでよかったらご覧ください。

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この記事では、あなたの外国語学習にお役に立てる内容をお伝えしています。
早速ですが、いきなり本題に入ります。
こんなお悩みを抱えていませんか?
  1. 毎日語学の勉強をしているけど、すらすら喋れる実感が湧かない。
  2. リーディングはそれなりにできても、スピーキングには自身が湧かない。
  3. そもそもグラマー、リーディング、リスニング、スピーキングの何をすれば良いか分からない。

筆者自身の外国語との葛藤

外国語学習者が一度は必ずぶち当たるであろう壁。その壁は千差万別で学習する意図、目的によっても異なるでしょう。私自身もそうでした。学校教育での英語学習の際、テストの点を取るための勉強は真面目に行なっていたので、グラマーとリーディングはそれなりにできていたとは思います。リスニングもある程度(英検準2級)をクリアする実力はありました。

けれども、いざ満を持して中学3年時にカナダへ約1ヶ月のホームスティ。

そう・・・、ボロボロでした。

ホストファミリーとコミュニケーションが図れないどころか、生の英語が殆ど聞き取れない。単語をどうにか拾って何となくそうなんだろうと想像で理解するものの、ろくな返答ができない。挙げ句の果てには相手の言うことを全然違う受け取り方をして、訳のわからない返しをしてイラつかせてしまう始末。そして・・・。

僕は孤立しました・・・。

それまで中学3年間、もっといえば幼い頃に米軍関連の英会話教室に参加した事も相まって、クラスメートよりは英語ができる自負がありましたし、何なら学年1番じゃね?位自信を持っていました。ここで本気で痛感したのは、

学校教育で学ぶ英語≠生の英会話
僕以外に確か5名、同じ市内から派遣されたのですが、恐らく自分よりテストの点数は低いと思われる知人の方が、はるかにコミュニケーションが取れていました。聞くと、以前から中学生向けの英会話教室に通っていたとのこと。僕が言うのもおかしいですが、ペラペラ喋れていたわけではないのです。単語と単語を繋いでBroken Englishな英会話ではありました。けれども、少なくとも意思疎通が図れていて、羨ましい、というか悔しいなぁという複雑な感情だったのを覚えています。
繰り返しになりますが、学校英語を通じて外国語を話せるのは難しいと思います。確かにALTという各学校に専属の外国語教師による授業は英会話の授業と言えるかもしれません。でも、30~40人の生徒に対して多くて2人程度の外国人教師では、割合が悪すぎます。積極的な生徒であれば、授業や授業以外で教師と仲良くなり、自分から意欲的に英語を話す機会を作れるのかもしれませんが、そもそも日本人は英語に対して苦手意識が強く、「伝わらなかったらどうしよう。」が先走り、そこまでするモチベーションを持つ人は殆どいないでしょう。

英会話教室について

したがって、スピーキング力を高めるには英会話を単独で学ぶ、ということが必要になってくると考えています。であれば、巷にある英会話教室もしくはオンライン英会話講座で学ぶ、というのが通常の正攻法でしょう。オンラインであれば、25分500円程度から様々な教室を探すことができます。
ここではどの教室が良いとか悪いとかは割愛しますが、これまで5社以上の教室を試した運営者の立場で言わせてもらうと、
安いからダメ、高いから良いというわけでは必ずしもない。
私はこう考えています。そして1つアドバイスをするならば、最低限日本語で意思疎通が取れる教師(完璧ではなくてもよし)である方が上達は早いのかとは思います。(修正点を解説してくれる為)あとは、やはり対人間のことなので、相性も必ず関係してきます。こんな教師は避けた方が良いでしょう。
・不愉快な気分なのを顔に出すタイプ
・自分ばかり喋って生徒にあまり喋らせないタイプ
・間違いを指摘しないでそのまま流すタイプ

敢えて説明は不要だと思いますが、結局「教えてやる。」というスタンスが出てしまう教師は一定層存在します。特に従来の教室タイプと違い、オンライン教師になるのはハードルが低いが故に、レベルもどうしても低いと言えるでしょう。その意味では、それなりの価格設定のオンライン教室を選ぶということは必要と言えるかもしれません。



ただ、ここで一つどうしようもならない問題点が発生します。私も経験済みのことなのですが、
お気に入りの教師の授業を毎日受ける事がそうそうできない・・・。
これは体験したことがある方なら頷くのではないかと思いますが、「この先生いいな!」と思うような教師は大体人気教師で他の生徒と予約が被る事が多々あります。勿論、時間帯を変えれば予約できるケースも多いといえば多いのですが、可能なら毎日同一時間帯に学習したいところだと思います。
あとこれは教室によって異なるとは思いますが、予約上限数が設定されていて、同じ先生を予約できるだけしてやろうとしても、当日の授業が終わってからしか次の予約ができない、という融通の効かない教室もあったりします苦笑
ですので、複数の教師から学ぶというのが落とし所になるのかとは思いますが、テキストなどを用いて勉強する場合、ページが「飛ぶ」わけで、月曜はAlice先生から学んで火曜はBets先生から、となると貴重な授業時間の中で無駄に何ページから、とか余計なやりとりが発生してしまうこともあると思います。
無い物ねだりにはなってしまいますが、せっかくモチベーション高く外国語学習をしようと思っていても、なんとなく伸び悩むなぁという事がこんな小さなことから起きてしまうのではないかと考えています。

新たな学習法の模索

そこで、私は全く別の方法でスピーキング力を高める方法を模索しました。
それは、
シャドーイング
という手法です。シャドーイングとは、言語学習における効果的な訓練方法の一つで、音声を聞きながらその音声に遅れずに繰り返す技術です。この手法はリスニング力とスピーキング力を同時に向上させるために有効とされています。具体的には、聞こえてきた音声をそのまま口に出して発音することで、ネイティブスピーカーの発音やイントネーション、リズムを模倣します。シャドーイングの過程で、学習者は音声を聞くと同時にそれを再生するため、集中力と反射的な言語処理能力が鍛えられます。

この方法は語彙力や文法の理解がある程度整っている場合、ネイティブスピーカーの自然な話し方を体得するのに役立ちます。また、シャドーイングはリスニング教材や映画、ニュースなど多様な音声素材で行うことが可能で、学習者の興味やレベルに合わせた教材を選ぶことで、学習効果を高めることができます。このように、シャドーイングは総合的な言語能力の向上に貢献する学習法として広く認知されています。

シャドーイングは僕の生活にも割とあっていると感じます。例えば、
・車や家の中で外国語の教材やラジオを聞きながら、リピートして繰り返す事ができる。
・スマホとBluetoothさえあればどんな場所でも勉強ができる。
・日常生活、旅行、ビジネス等素材が豊富なので学びたいジャンルを学ぶ事ができる。

とまぁ、多くの方にもハマる学習法ではないかなと思っています。何より勉強したい時に思い立ったらプチ勉強ができるので、スキマ時間を有効活用できるのではないかとも思います。個人的には同じ内容を繰り返しシャドーイングすることによって、表現を記憶することができるので外国人の発音を耳で学びつつ文法も覚える事ができるので一石二鳥なのではないかなぁと。以下はシャドーイングのスマホアプリの一例です。よかったら見てみて下さい。



まとめ

外国語学習者が抱える悩みとして、スムーズに話せないことやスピーキングに自信がないこと、何を学べば良いか分からないことが挙げられます。筆者も学校教育での英語学習では文法とリーディングは得意でしたが、カナダでのホームステイ中、ネイティブの英語が聞き取れずコミュニケーションに苦労しました。

この経験から、学校英語と実際の会話力には大きなギャップがあると痛感しました。特にスピーキング力を向上させるには、英会話教室やオンライン講座での学習が効果的ですが、優秀な教師の予約が取りにくいという問題もあります。筆者はこの問題を解決するために「シャドーイング」という学習方法に注目しました。

シャドーイングは、音声を聞きながらその音声に遅れずに繰り返す訓練方法です。これにより、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えることができます。ネイティブスピーカーの発音やリズムを模倣することで、自然な話し方を身につけることができます。多様な音声素材を使って、興味やレベルに合わせて学習することができるのも利点です。

筆者はシャドーイングを生活に取り入れ、車や家の中で教材を聞きながら練習しています。スマホとBluetoothがあればどこでも学習可能で、スキマ時間を有効に活用できます。同じ内容を繰り返し練習することで、表現を記憶し、発音と文法を同時に学べるため、一石二鳥の学習法といえます。興味がある方は、シャドーイングのスマホアプリを試してみると良いでしょう。

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2006年 東京外国語大学中国語学科卒
山口県ゆめ回廊通訳案内士(中国語、英語)
HSK6級195点(2021年)TOEIC825点 (2022年)

現在は韓国語、ベトナム語を独学で学習する独男。

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